訃報を聞いて通夜の前に駆けつける場合のマナー

亡くなった方が肉親や近親者の場合、または特に親しかった友人の場合は、亡くなった知らせ(訃報)を受けたらすぐに駆けつけます。

ご遺族の方は葬儀の手配や、お坊さんとの打ち合わせ、関係する方たちへの連絡等、やらなければならないことがたくさんあるので、特に近親者の場合はなるべく早く駆けつけて率先して手伝うようにします。

一般的な友人や知り合いの場合には通夜の前には訪問(弔問)せずに、通夜か葬儀・告別式に参列するようにします。



訃報を聞いて駆けつける際の服装

喪服の準備をしますが、服装は普段着で行きます。なるべくアクセサリー等派手なものは外しておくようにします。

急いで駆けつけることになるので、この段階で喪服を着て行くことはしません。喪服を着て行くと、不幸を予測して前もって準備していたようにご遺族に受け取られかねませんので、喪服は後から来る人がいる場合は一緒に持ってきてもらうようにお願いしておくか、ご遺族に気付かれないように持ってくるのがマナーです。

通夜の前に弔問する際のマナー

訃報を聞いて弔問する場合

玄関口でご遺族にお悔やみを述べます。このとき、ご遺族から「故人とお別れをしてやってください」と勧められた場合は故人との対面をしますが、自分からは対面を求めないようにするのがマナーです。

もし対面を勧められても、取り乱しそうな場合や、あまりにも辛い場合は素直に伝えて丁寧に辞退します。

故人と対面する際のマナー

対面の際には無理に故人や遺族に声をかけたりせずに無言でもかまいません。

  1. 故人の枕元に正座し、両手をついて一礼します。
  2. ご遺族が遺体の顔にかかっている白布をはずしてくれるまで正座して待ちます。このとき自分で白布をとってはいけません。
  3. お顔を拝見したら、合掌します。
  4. 少し下がって両手をついて一礼します。ご遺族に「穏やかなお顔ですね」等、いたわりの言葉があればひとこと述べます。