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余命宣告されたら家族がやるべきこと【葬儀に関係する準備は必須です】

大切な人がまだ生きているうちから亡くなった後のことを考えるというのは辛いものですが、いざその時を迎えたときに何も準備していないと、様々な「やるべきこと」に翻弄されて大変なことになってしまいます。

それでは、家族が余命宣告されたときには、どんなことを考えてどんなことをやるべきなのでしょうか。



家族が余命宣告されたらやるべきこと

家族が余命宣告されたらやること

現代の日本においては、事故など突発的なことではない限り、多くの場合では病院で医師に余命を宣告されます。

余命宣告をされたときに、まずは家族の間でよく話し合うことが大事で、以下のようなことについて話し合います。

余命宣告されたときに話し合うこと

  • 病名や余命の告知
  • 延命治療をするか
  • 会っておきたい人はいるか
  • 看取って欲しい人・場所

限られた最後の時間を大切に過ごすためにも、家族でよく話し合いましょう。

それと、とても辛いことではありますが、亡くなった後のことについてもしっかり話し合います。
本人が入院中だったとしても、意識がしっかりしていて会話ができるのであれば話を聞いておきましょう。

亡くなった後のことを考える

  • 金融機関の口座について
  • 財産・相続について
  • 遺品や形見分けについて
  • お葬式やお墓について本人の希望を聞く

大切な人が命の危機にあるときに、お金や財産の話をするのは常識はずれだと思う人もいますが、分からないままにしておく方が問題です。

亡くなった後に身内で揉めたり、困ったことにならないためにも、きちんと話を聞いておきましょう。

金融機関の口座は亡くなってから整理しようとすると多くの書類が必要になってしまうなど、とても大変です。
休眠口座や不要な口座は事前に整理しておくとよいでしょう。

その他にも、保険や有価証券、不動産などの資産はもちろんのこと、借金などもあるか確認しておきましょう。

また、「葬儀後に大変だったこと」としてあげられるのが遺品の整理です。
本人から「どこに何があるのか、何を処分して、何を残したいか」を聞いておき、可能であれば少しずつ整理していきましょう。

そして、亡くなった後にすぐにする必要があり、大きなお金がかかるのが葬儀です。

生前のうちに葬儀の準備をしておく

まだ亡くなっていないのに葬儀の話もしなければならないのかと思われるかもしれませんが、一度しかできない故人との大切なお別れの場ですし、葬儀をするには大きなお金がかかるのも事実です。

そして、葬儀屋の助けが必要になるのは亡くなった直後からです。

生前のうちに葬儀について何も考えていなかったために、いざというときに慌てて葬儀屋を決めてしまったり、葬儀屋に言われるがままに葬儀内容を決めてしまったことで後になってから後悔したという人はたくさんいます。

葬儀の希望を本人に聞くのも大事

できれば葬儀は本人が希望するようなものにしたいと思っている人がほとんだと思います。

それでは、自分自身の葬儀をどのようにしたいと思っている人が多いのでしょうか。

日本消費者協会が行っている「葬儀についてのアンケート調査」によると、「自分自身の葬儀についてどのような葬儀を望んでいるか」というアンケート調査の結果は下記のようになりました。

自分自身の葬儀についてのアンケート

「費用をかけないでほしい」が59.1%、「家族だけで送ってほしい」が51.1%と、多くの人は自分の葬儀は費用をかけないで家族だけでこじんまりとやってほしいと願っているようです。

だからといって、遺族の判断だけで「費用をかけない家族だけで送る葬儀」にすると決めてしまったら、親族は「どうして呼んでくれなかったんだ」ということになるのは目に見えています。

もちろん、葬儀の内容を決める前に親族に相談するべきではありますが、そのときに「本人がそうしたいと望んでいた」と説明することができれば揉め事にはなりずらいでしょう。

葬儀について本人に聞いておくべきことは以下の2つです。

本人に聞いておくこと

  • 訃報を知らせてほしい人や知らせないでほしい人
  • どんな葬儀にしてほしいか

亡くなった後で多くの人がかかえる悩みが「誰に連絡したら良いのか分からなくて困った」ということです。

訃報を知らせてほしい人や、知らせなくてもよい人を聞いておき、連絡先などをまとめておきましょう。

また、葬儀について本人の希望を聞いていなかったために、葬儀内容について親族と意見が合わないなどで揉めることもあります。

例えば親は仏教、長男はキリスト教といったように、親子で宗教が違う場合もあるので、どちらの宗教で葬儀をしたらよいか、あるいは無宗教でやりたいかなど葬儀内容についても話をしておいた方がよいでしょう。

人生の物語を聞いておく

余命宣告をされた人に、その人の人生物語をじっくり聞いておきましょう。

余命宣告されたのが自分の父親や母親などであれば、自分が生まれる前や、まだ物心つく前のころの話など、自分の知らない親の人生についてじっくり話を聞きいておきます。

亡くなった後では聞くことはできないので、後で聞いておけばよかったと後悔しないようにしておきましょう。

また、葬儀の話はなかなかしづらいということもあるので、まずは人生物語を聞かせてもらって、話の流れで会いたい友だちなどについてから聞いてみてはいかがでしょうか。

長い人生物語の中では親戚や友人など誰かが亡くなった話も出てくると思いますので、そこで「じゃあ、自分の葬儀はどう考えてるの?」とすると聞きやすいかもしれません。

生前のうちに葬儀屋を決めておく

先程もお伝えしたとおり、葬儀屋の助けは臨終したらすぐに必要になります。
事前に葬儀屋と話をして葬儀内容を考えておいたり、見積もりを取って費用を確認しておくなどして、どの葬儀屋に依頼するかを事前に決めておいた方がぜったいによいです。

葬儀の費用や見積もりの取り方については、以下の「葬儀費用ガイド」をご覧ください。

お葬式にかかる費用

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